子どもロコモの対策法 現状と原因?

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こんにちは。今回は、最近話題になっている「子どもロコモ」についてお話ししたいと思います。 子どもロコモとは、骨や関節などの運動器の働きが低下し、立ったり歩いたりすることが困難になる状態のことです。 本来は高齢者に多い症状ですが、近年では子どもにも増えているという報告があります。 子どもロコモは、運動不足や生活習慣の乱れ、過度なスポーツなどが原因で起こります。 子どもロコモになると、ケガや疲れやすさ、姿勢の悪化などの問題が生じ、心身の発達に悪影響を及ぼします。 そこで、この記事では、子どもロコモの現状と原因を詳しく解説し、予防や改善のための対策法を紹介します。 子どもの健康な成長のために、ぜひ参考にしてください。

子どもロコモの現状

子どもロコモは、日本だけでなく、世界的にも増加傾向にあると言われています。 子どもロコモの具体的な症状としては、以下のようなものがあります。

  • 姿勢が悪く、疲れやすい
  • 転んだときに手が出ず顔をぶつけてしまう
  • しゃがむのが苦手
  • 肩こりや腰痛がある
  • 骨折しやすい

これらの症状は、子どもの運動能力や体力の低下を示しています。 実際に、スポーツ庁が行った「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」によると、小学生の運動時間は年々減少しており、1日あたりの運動時間が60分未満の子どもは約4割に上っています。 また、テレビやスマートフォン、ゲーム機などによる映像の視聴時間は年々増加しており、小学生の約6割が1日2時間以上見ています。 このように、子どもたちの運動習慣や生活習慣が変化していることが、子どもロコモの現状を反映しています。

子どもロコモの原因

子どもロコモの主な原因は、運動不足や生活習慣の乱れ、過度なスポーツです。 それぞれについて詳しく見ていきましょう。

運動不足

運動不足は、子どもロコモの最大の原因です。 運動は、骨や筋肉の成長や強化、関節の可動域の拡大、バランス感覚や協調性の向上など、子どもの心身の発達に欠かせません。 しかし、コロナ禍やゲームの普及などにより、外で体を動かす機会が減っています。 運動不足になると、筋力や柔軟性が低下し、姿勢が悪くなり、ケガや疲れやすさなどの問題が起こります。 また、運動不足は肥満や生活習慣病のリスクも高めます 。

生活習慣の乱れ

生活習慣の乱れも、子どもロコモの原因のひとつです。 生活習慣とは、食事や睡眠、運動など、日常的に行う行動のことです。 これらの行動は、子どもの健康や成長に大きく影響します。 しかし、現代の子どもたちは、栄養バランスの悪い食事や不規則な睡眠、過度なスクリーンタイムなど、生活習慣が乱れていることが多いです。 生活習慣の乱れにより、骨や筋肉の成分であるカルシウムやタンパク質などの栄養素が不足したり、成長ホルモンの分泌が低下したりします。 これらは、子どもロコモの発症につながります 。

過度なスポーツ

過度なスポーツも、子どもロコモの原因になります。 スポーツは、適度に行えば子どもの健康や発達に良い影響を与えますが、過度に行うと逆効果になります。 成長期の子どもの骨は、まだ完全に発達していないため、過剰な負荷がかかると骨端炎や骨折などのケガを起こしやすくなります。 また、同じ筋肉や関節を使いすぎると、筋肉の緊張や関節の炎症などのトラブルが起こります。 これらのケガやトラブルは、子どもロコモの原因となるだけでなく、将来的にも慢性的な痛みや障害を引き起こす可能性があります 。

子どもロコモの対策法

子どもロコモは、早期に対策を行えば予防や改善が可能です。 ここでは、子どもロコモの対策法として、以下の3つのポイントを紹介します。

  • バランスの良い食事
  • 適度な運動
  • ストレッチや体操

バランスの良い食事

バランスの良い食事は、子どもロコモの対策法の基本です。 食事は、骨や筋肉の成分であるカルシウムやタンパク質などの栄養素を摂取するために必要です。 

適度な運動

適度な運動は、子どもロコモの対策法のもうひとつの柱です。 運動は、骨や筋肉の強化や関節の可動性の向上、バランス感覚や協調性の育成など、子どもの心身の発達に多くのメリットをもたらします。 しかし、運動は過不足があってはいけません。運動不足は、子どもロコモの原因になることは前述しましたが、過度な運動も同様に危険です。 運動の適度な量は、子どもの年齢や体力、好みなどによって異なりますが、一般的には、1日に60分以上、週に5日以上の運動を目安にすると良いでしょう 。 運動の種類も、有酸素運動と無酸素運動のバランスを考える必要があります。 有酸素運動とは、酸素を使ってエネルギーを作り出す運動のことで、ジョギングやサイクリング、水泳などが代表的です。 無酸素運動とは、酸素を使わずにエネルギーを作り出す運動のことで、筋トレやスプリント、ジャンプなどが代表的です。 有酸素運動は、心肺機能の向上や脂肪の燃焼などに効果的ですが、骨や筋肉の強化にはあまり効果がありません。 無酸素運動は、骨や筋肉の強化やパワーの向上などに効果的ですが、心肺機能の向上や脂肪の燃焼にはあまり効果がありません。 したがって、有酸素運動と無酸素運動を組み合わせて行うことが、子どもロコモの予防や改善に最適です 。

ストレッチや体操

ストレッチや体操は、子どもロコモの対策法の補助的な方法です。 ストレッチや体操は、筋肉の柔軟性や関節の可動性を高めることで、姿勢の改善やケガの予防に役立ちます。 また、ストレッチや体操は、血行やリンパの流れを良くすることで、代謝や免疫力の向上にも寄与します。 ストレッチや体操は、運動の前後や就寝前など、いつでも行うことができますが、特に朝起きたときに行うことがおすすめです。 朝起きたときにストレッチや体操を行うと、一晩寝ている間に固まった筋肉や関節をほぐすことができます。 また、ストレッチや体操は、脳にも刺激を与えることで、目覚めや集中力の向上にも効果があります 。 ストレッチや体操の種類は、子どもの年齢や体力、好みなどによって異なりますが、一般的には、首や肩、背中、腰、足などの主要な部位を動かすことが大切です。 ストレッチや体操の方法は、インターネットや書籍などで検索するとたくさん出てきますが、以下にいくつかの例を紹介します。

  • 首のストレッチ:首をゆっくりと左右に回す。首を前に倒して、あごを胸に近づける。首を後ろに倒して、あごを天井に向ける。首を左に傾けて、左耳を左肩に近づける。首を右に傾けて、右耳を右肩に近づける。各動作を5秒ずつキープする。
  • 肩のストレッチ:両手を前に伸ばして、手のひらを合わせる。手のひらを合わせたまま、両手を上に持ち上げる。両手を下に下ろす。各動作を5回繰り返す。
  • 背中のストレッチ:両手を前に伸ばして、手のひらを合わせる。手のひらを合わせたまま、両手を前に押し出す。背中を丸めて、胸を引っ込める。背中を反らして、胸を張る。各動作を5回繰り返す。
  • 腰のストレッチ:両手を腰に当てる。腰をゆっくりと左右にひねる。腰をゆっくりと前後に傾ける。各動作を5回繰り返す。
  • 足のストレッチ:片足を前に出して、膝を曲げる。もう片足は後ろに伸ばして、かかとを床につける。前に出した足の膝の上に両手を置く。前に出した足のかかとを持ち上げて、つま先を床につける。前に出した足のかかとを下ろして、つま先を持ち上げる。各動作を5回繰り返す。反対の足も同様に行う。

まとめ

子どもロコモは、運動器の働きが低下し、立ったり歩いたりすることが困難になる状態のことです。 子どもロコモは、運動不足や生活習慣の乱れ、過度なスポーツなどが原因で起こります。 子どもロコモになると、ケガや疲れやすさ、姿勢の悪化などの問題が生じ、心身の発達に悪影響を及ぼします。 子どもロコモの対策法としては、バランスの良い食事、適度な運動、ストレッチや体操が有効です。 子どもの健康な成長のために、親子で一緒に子どもロコモの予防や改善に取り組んでみましょう。

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